今回はS&P500トップ10指数に連動する投資成果を目指す
Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)を解説します。
S&P500トップ10指数とは
S&P500指数の構成銘柄のうち、時価総額上位10社の株式で構成される株価指数になります(※1社で複数の銘柄が上場している場合やスピンオフ(分離・独立)などの理由で10社を超える場合もあります)。
浮動株調整後の時価総額を加重平均して算出します。
構成銘柄の見直し:毎年6月
構成比率の調整 :年4回
構成銘柄
構成銘柄は以下になります(24/5/1時点)(引用”display.asp (rakuten-sec.co.jp)“)。
今話題のエヌビディアも10%以上構成されていますね。
構成銘柄 | 業種 | 構成銘柄 | |
---|---|---|---|
1 | マイクロソフト | ソフトウェア・サービス | 21.9% |
2 | アップル | テクノロジー・ハードウェア | 18.8% |
3 | エヌビディア | 半導体・半導体製造装置 | 13.9% |
4 | アマゾン・ドット・コム | 一般消費財・サービス流通 | 11.4% |
5 | メタ・プラットフォームズ | メディア・娯楽 | 7.7% |
6 | アルファベット(クラスA)*1 | メディア・娯楽 | 5.8% |
7 | バークシャー・ハサウェイ | 金融サービス | 5.3% |
8 | アルファベット(クラスC)*2 | メディア・娯楽 | 5.0% |
9 | テスラ | 自動車・自動車部品 | 4.0% |
10 | ユナイテッドヘルス・グループ | ヘルスケア機器・サービス | 3.2% |
11 | ジョンソン・エンド・ジョンソン | 医薬品・バイオテクノロジー | 2.8% |
12 | ケンビュー *3 | 家庭用品・パーソナル用品 | 0.2% |
*1 議決権が付与された株式 *2 議決権が付与されていない株式
*3 2023年8月にジョンソン・エンド・ジョンソンからスピンオフ
ベンチマーク推移
ベンチマークです。
下記は2014年1月を100とした時のグラフです。
S&P500と比較すると、2014年からの伸びは1.5倍以上になっていることがわかります。
S&P500も10年で約4.5倍と素晴らしいのですが、
S&P500トップ10は約7.5倍と目覚ましい伸びがみられます。
引用”display.asp (rakuten-sec.co.jp)“
リスク
リスクについてです。
大きく下記5つが考えられます。
・価格変動リスク
⇒株式の価格による変動リスクです。現在は右肩上がりになっていますが、今後も成長するとは限りませんので注意してください。
例えばエヌビディアの株価は過去暴落もしていたりと注意が必要ですね。
・流動性リスク
⇒市場規模や取引量が少ない場合のリスクです。少なくなると期待できる価格どおりに取引できないといったリスクがあります。
・信用リスク
⇒投資した企業の経営などに重大な危機が生じた場合のリスクです。
10社にしか投資していないので1社が倒産したりすると、一気に暴落する可能性があります。
・為替変動リスク
⇒その名の通り、為替の変動リスクです。特に最近は円安が進んでいるので円高になった時に暴落する可能性があります。
まとめ
今回はTracers S&P500トップ10インデックスを紹介しました。
これまでの実績では大きく成長していますが、構成銘柄数が少なく、円安の状況ですので暴落する可能性も把握したうえで投資してくださいね。
私としては余剰分で投資するのもありかなと考えています。