今回は最近配当金が減配(3月配当金0.7172→0.6555ドル)されることで話題になったVYMを紹介します。
VYMは米国の高利回り銘柄で構成されるFTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスをベンチマークした海外ETFになります。
配当金がもらえること・成長にも期待できることで保有されている方が多いのではないでしょうか。
また、本銘柄はネットでおすすめされていることも多いことから、構成銘柄も把握されずに買われている方もいると思います。
本記事をきっかけに、VYMに関して詳しくなっていただけたらな。と思います。
銘柄分析
株価
直近10年分のチャートを示します。
10年で約2倍になっています。
高利回りだけでなく、株価の上昇も期待できます。
構成銘柄
構成銘柄は下記になります。
冒頭に記載しましたが、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスをベンチマークしているため、高利回りの銘柄で構成されています。
構成銘柄数は約400銘柄となり、分散効果も高いといえます。
構成比率は毎月、構成銘柄は年1回行われます。
順位 | 上位銘柄 | 業種 | 比率 |
---|---|---|---|
1 | BROADCOM INC ORD (ブロードコム) |
IT・通信 | 3.6% |
2 | JPMORGAN CHASE & CO ORD (JPモルガン・チェース) |
金融 | 3.6% |
3 | EXXON MOBIL CORP ORD (エクソン・モービル) |
エネルギー | 2.9% |
4 | JOHNSON & JOHNSON ORD (ジョンソンエンドジョンソン) |
医療関係 | 2.7% |
5 | PROCTER & GAMBLE CO ORD (P&G) |
一般消費財 | 2.6% |
業種
次に業種になります。
一番多いのは金融のため、景気に影響しやすいですが、
生活必需品・医療関係の割合も高く、景気が悪くても大きく下げない業種も含まれています。
VYM | |
---|---|
素材 | 2.20% |
一般消費財 | 9.30% |
生活必需品 | 11.90% |
エネルギー | 9.90% |
金融 | 21.80% |
医療関係 | 11.80% |
資本財 | 12.40% |
情報技術 | 9.30% |
IT・通信 | 4.70% |
公益事業 | 6.70% |
2024/2/29時点
配当金 (2024/10/14更新)
配当金は年4回もらうことができます。
2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
---|---|---|---|---|---|
3月 | 0.6555ドル | 0.7172ドル | 0.6622ドル | 0.6564ドル | 0.5544ドル |
6月 | 1.0237ドル | 0.8767ドル | 0.8479ドル | 0.7523ドル | 0.8368ドル |
9月 | 0.8511ドル | 0.7846ドル | 0.7672ドル | 0.7488ドル | 0.7053ドル |
12月 | 1.0995ドル | 0.9745ドル | 0.9386ドル | 0.5544ドル | |
合計 | 3.478ドル | 3.2518ドル | 3.0961ドル | 2.9061ドル |
毎年配当金が増加していることがわかります。
2024年の3月は0.6555ドルになりますが、年間を通しては増配してくれるといいですね。
まとめ
今回のまとめです。
・高利回りであり、2020年から2024年は毎年増配
・成長としては2014年から2024年で株価約2倍
・構成銘柄数は約400であり、分散効果もあり
高利回り+成長も期待できる銘柄になっております。
皆さんの検討の材料になれば幸いです。